宮城県庁

 宮城県は28日、職員間で情報共有するチャットを不正に閲覧したとして、県庁や地方機関に所属する20〜40代の職員5人を1〜3カ月の減給の懲戒処分とした。チャットの管理部署に在籍していた際に入手したIDとパスワードを利用したという。

 県によると、5人は2021年11月〜昨年4月、チャットシステムにログインし、知り合いの職員の会話や人事情報など計3362件を不正に閲覧。電子ファイル計383件もダウンロードした。外部への漏えいはなく、保存していたファイルは全て削除された。

 職員から「チャットの内容が見られているのではないか」との情報があり調査した。5人は興味本位で閲覧していた。