【エルサレム共同】世界食糧計画(WFP)は27日、イスラエル軍が18日に攻撃を再開したパレスチナ自治区ガザで数十万人に深刻な飢餓と栄養失調が迫っていると訴えた。支援活動のための備蓄食料は最大2週間分しか残っていない。イスラエル軍はイスラム組織ハマスに人質解放を求めて攻撃を強めており、人道危機が深刻化している。
イスラエル軍は28日、レバノンから飛来したロケット弾を迎撃し、その後レバノン南部を攻撃したと発表した。ガザ攻撃再開後、ハマスに連帯を示すイエメンの親イラン武装組織フーシ派もイスラエルへのミサイル攻撃を続けており、地域の緊張が再び高まっている。