総務省消防庁は28日、2024年の全国の救急車出動件数(速報値)が前年比1・0%増の771万7123件だったと発表した。搬送人数も1・9%増の676万4838人で、いずれも3年連続で過去最多を更新した。消防庁は「高齢化が進み搬送要請が増えているのが主な要因」と分析している。
全体のうち「急病」が67・3%で、519万5253件。次いで転倒などの「一般負傷」が15・9%、「転院搬送」が7・5%、「交通事故」が5・1%だった。
搬送人数を年齢区分別でみると、65歳以上の「高齢者」が4・6%増の428万2228人。全体の63・3%を占めた。