岐阜県山県市副市長の久保田裕司さん(63)が岐阜大大学院修士課程を修了した。地域政策を体系的に勉強したいと、還暦を迎えてからの学び直しに挑戦。公務の傍ら、夕方以降の講義など時間割を工夫し、地域科学研究科地域政策専攻で修士を取得した。「この年でも大学に行くことで視野は間違いなく広がった。アカデミックな視点をこれからの政策決定に生かしていければ」と充実感をにじませる。
1961年、旧高富町(現山県市)に生まれた。岐山高校を卒業後、80年に高富町役場に就職。福井大工学部に合格してはいたものの、...