女子初の男子ゴルフツアープレーヤーが、4月の岐阜オープンクラシックに参戦する。今季、男子ツアーへの出場が可能になった寺西飛香留(ひかる)選手(24)=兵庫県=は「すごい選手が多く出る大会だけど、優勝を目指して頑張りたい」と並々ならぬ意欲を見せている。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら中学2年生の時から男子国内最高峰の大会「日本オープン」の予選会に挑戦し続けている。近年、ツアー外の男子の試合に参加して、成績や飛距離に手応えを感じたことから、男子ツアー挑戦を大きく意識するようになった。昨年8月、翌年の男子レギュラーツアーへの出場資格を争う予選会に挑み、規定内の順位に入ったことで、晴れてツアープレーヤーになった。
岐阜オープンの優勝者には国内メジャー大会「日本プロゴルフ選手権大会」の出場資格が与えられることから、「優勝して日本プロに出たい」と、今季の男子トーナメント初戦として岐阜オープン挑戦を決めた。
持ち味はショットの飛距離と気合い。「男子の試合に出るには相当強いメンタルが必要」と笑う。今季は主催者の推薦があれば6試合までレギュラーツアーに出場でき、既に、新規大会の「前澤杯」に参戦することが決まっている。寺西選手は「男子ツアー史上初の女子選手の予選突破を目指す」と、今季の決意を語った。
(岡部導智賢)