【博鰲共同】中国の丁薛祥筆頭副首相は27日、海南省での国際経済討論会「博鰲アジアフォーラム」で演説し、米国を念頭に「(中国は)自由貿易体制を守り、保護主義に断固反対する」と述べた。民間経済を発展させる方針を強調した上で「外部環境の変化にかかわらず、(中国市場の)対外開放の門をさらに広げていく」と指摘した。
博鰲フォーラムは28日までの4日間で開かれ、60以上の国・地域から政財界の要人や学識経験者ら約2千人が参加。25年のGDPの成長率目標を「5・0%前後」とする中国経済の在り方や、米政権への対応などを議論している。
フォーラムは02年に始まった中国の国家級イベントの一つ。