【ベルリン共同】ポーランドのドゥダ大統領は26日、難民申請の権利の一時停止を可能にする改正法に署名したと発表した。ロシアとベラルーシが欧州の混乱を狙い、移民や難民を送り込む「ハイブリッド攻撃」への対抗措置で、法改正案は上下両院を通過していた。地元メディアが報じた。

 ポーランドでは近年、ロシアと同盟関係にある隣国ベラルーシとの国境から不法入国しようとする移民・難民が後を絶たず、国境沿いにフェンスを設置するなど国境管理を強化している。

 ドゥダ氏は「国境とポーランド人の安全を強化するために必要だ」と述べた。