工作機械大手の牧野フライス製作所は26日、同社の労働組合が加盟する中小製造業などの産業別労組「JAM」が、ニデックが表明した株式公開買い付け(TOB)に対し「組合員や家族が強い不信感を持っている」と懸念する声明を出したと発表した。声明は18日付。

 声明では、ニデックが工作機械業界の買収を加速させていることを「ビジョンが不明瞭で、買収そのものが目的化している」と批判。牧野フライスの組合員の92・1%が買収提案に反対しているとした。