仙台地裁=2020年

 仙台市のビルなどを拠点に、運営するインターネットサイトの利用者から現金などを詐取したとして、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の罪に問われたグループのリーダー大橋和之被告(35)ら3人は26日、仙台地裁(須田雄一裁判長)の初公判でいずれも起訴内容を認めた。宮城県警は押収したパソコンのデータ解析から被害総額は70億円超とみている。

 検察側は冒頭陳述で、大橋被告が指揮したグループは宮城県以外にも全国数拠点があり、経理や法務といった部門に分かれて組織的に金をだまし取っていたと指摘した。