フェザー級10回戦で引き分けとなった清水聡(右)と阿部麗也=後楽園ホール

 ボクシングで2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダルの清水聡(大橋)が25日、東京・後楽園ホールで阿部麗也(KG大和)とのフェザー級10回戦に臨み、引き分けた。23年7月の世界初挑戦で敗れて以来の再起戦だった39歳の清水は「自分との勝負だった。ゆっくり休みたい」と進退は保留とした。

 前に出てくる相手に右フックを中心に応戦。「勝ったと思ったが、結果を受け止める」と淡々と話した。岡山県出身でサウスポーの清水は16年9月にプロデビュー。世界王座奪取に失敗し、一時は引退を示唆したが、熟考の末に現役続行した。

 戦績は清水が11勝(10KO)2敗1分け、阿部が26勝(10KO)4敗2分け。