開かれた参院政治改革特別委=25日午前

 選挙ポスターに品位保持規定を新設する公選法改正案は25日午後、参院政治改革特別委員会で自民、立憲民主両党などの賛成多数で可決された。月内の参院本会議で成立する公算が大きくなった。成立すれば、東京都議選(6月13日告示、22日投開票)や夏の参院選までに導入される見通し。

 採決に先立つ質疑で、法案提出者の逢沢一郎氏(自民)は品位保持規定について「候補者に自覚を促すものだ」と説明。ポスター規制が表現の自由を侵害しかねないとの懸念を踏まえ、特定商品を宣伝した場合を除き、新たな罰則を設けることはないと強調した。