福岡県宮若市の市立小1年だった男子児童(10)が2021年度中に担任教諭から給食を大幅に減らされたとして、両親と共に計165万円の損害賠償を市と県に求めた訴訟で、福岡地裁(日景聡裁判長)が、市側が謝罪する内容で和解を勧告したことが21日、原告側への取材で分かった。市教育委員会は取材に「勧告は届いたが、現在検討中だ」と説明している。
原告側によると、和解案は、担任の行為が児童の成長、発達に与える影響を踏まえ、市側が不適切だったと認め、再発防止に努めることが盛り込まれている。両親は「訴えに応えていただいたと受け止めている」と話しているという。県は和解勧告の対象から外れた。