国民スポーツ大会の改革案を議論した日本スポーツ協会の有識者会議で座長を務めた日本商工会議所の小林健会頭が21日、提言を同協会の遠藤利明会長に東京都内で手渡した。小林氏は「最高のクオリティーのスポーツを見る楽しさを、地元の皆さんに再認識していただければ」と述べた。
提言は、多数の競技を秋に集中的に行う現行方式を改め、トップ選手が参加しやすい時期に各競技を分散させる「通年開催化」が柱。大会の魅力や経済効果を高め、開催地の運営面の負担を軽減する狙いで、今後具体的な取り組みを進める。遠藤氏は「持続可能な大会になるよう努力していく」と語った。