【ソウル共同】韓国憲法裁判所は20日、韓悳洙首相の罷免の是非を判断する弾劾審判の決定を24日午前10時(日本時間同)に言い渡すと明らかにした。罷免が認められない場合、韓氏は大統領代行の職務に復帰する。憲法裁は「非常戒厳」を宣言した尹錫悦大統領の弾劾審判でも近く決定を示すとみられるが、期日は未定。

 韓氏は昨年12月、尹氏の弾劾訴追に伴う職務停止を受けて大統領権限を代行したが、憲法裁の欠員裁判官の任命を保留したことに野党が反発。国会の過半数の賛成で弾劾訴追案を可決した。その後は崔相穆経済副首相兼企画財政相が大統領代行を務めている。