【ワシントン共同】米ノースダコタ州の裁判所は19日、パイプラインの建設を妨害したなどとして、環境保護団体グリーンピースに対し、約6億6700万ドル(約1千億円)をエネルギー会社などに支払うよう命じた。米メディアが報じた。グリーンピースは「言論の自由への攻撃だ」としており、上訴する方針。
報道によると、原告は南部テキサス州を本拠とするエナジー・トランスファーなど。中西部のノースダコタ州からイリノイ州を結ぶ1800キロ以上の「ダコタ・アクセス・パイプライン」建設を巡り、2016〜17年に抗議活動の参加者に報酬を支払ったり虚偽の情報を広めたりしたとしてグリーンピースを訴えた。