陸上自衛隊は20日、名古屋市中区丸の内2丁目の工事現場で2月14日に見つかった不発弾を処理した。午前10時ごろ作業を始め、約2時間後に起爆装置の信管を取り除き、回収した。作業に伴い市は、現場から半径約200メートル以内を警戒区域に指定し、住民ら約1900人を避難対象として立ち入りを制限した。

 現場は愛知県庁の南西約750メートルで、名古屋城や官庁街から近く、ビルやマンションが立ち並ぶ一角。全長120センチ、直径36センチの米国製焼夷弾だった。

 ビルを建て替えるための基礎工事に向けた掘削中、作業員が見つけた。この場所では昨年10月、今月1日にも1発ずつ見つかっている。