【ベルリン共同】バルト3国のエストニアのミッハル首相は18日の記者会見で「来年から防衛費を国内総生産(GDP)比5%に引き上げる」と表明した。「ロシアによるエストニアや北大西洋条約機構(NATO)加盟国への侵略を不可能にすることが目的だ。戦争を防ぎたい」と述べた。地元メディアが報じた。

 報道によると、今年の防衛費はGDP比3・3%で、来年以降は5%以上にする方針を政府が承認した。ミッハル氏は会見で、ロシアの帝国主義的野心は変わっていないとし「NATO加盟国を含む周辺諸国がロシアによる侵略の脅威にさらされている」と指摘した。