国土交通省は18日、岐阜県内の公示地価(376地点、1月1日時点)を発表した。対前年平均変動率は、商業地が0・6%(前年比0・3ポイント増)で2年連続の上昇。インバウンド(訪日客)増加の影響による高山市街地の地価上昇が押し上げた。工業地は1・6%(0・7ポイント増)と3年連続のプラス。住宅地はマイナス0・3%(0・1ポイント増)と33年連続のマイナス水準となったが、下落幅は最も小さくなった。全用途は0・1%(0・2ポイント増)と1992年以来33年ぶりにプラスに転じた。1平方メートル当たりの平均価格も5万6200円(前年比400円増)と小幅ながら上昇した。

 調査地点のうち、前年と比較可能な継続調査地点は372地点(前年371地点)。このうち地価が上昇したのは114地点(106地点)。横ばいも89地点(83地点)と増えた一方、下落は169地点(182地点)と減少した。

 商業地は、上昇が29地点(前年26地点)あり、...