【北京共同】中国への輸出用牛肉を加工する米国内の施設数百カ所で、対中輸出に必要な登録が失効したと、ロイター通信が18日までに報じた。中国政府が期限までに登録を更新しなかったためで、米国の対中追加関税引き上げに対する報復措置の可能性がある。

 中国は国内で商品を販売する外国の食品輸出業者に税関への登録を義務付けている。ロイターによると、16日付で米国にある千カ所以上の食肉加工施設の登録が失効。その後、豚肉や鶏肉を扱う数百カ所は許可が更新されたが、牛肉は中国税関総署のホームページ上で「期限切れ」の状態が続いている。