物流施設の開発を手がける日本GLP(東京)は17日、神戸市東灘区に新設した国内最大級の冷凍冷蔵倉庫を報道関係者に公開した。地上5階建てで延べ床面積は約4万6千平方メートル。冷凍食品の需要は増大しているが、建設費の高騰で企業が自前で倉庫を建てるのは難しい。企業の負担を減らすため、日本GLPが賃借型の倉庫を整備した。
投資額は約150億円。高速道路のインターチェンジに近く、各地の店舗に配送しやすい。すでに稼働しており、運送会社など3社の入居で満床という。日本GLPによると、都市部の冷凍冷蔵倉庫が不足している。築40年以上の倉庫が3割以上と老朽化も進んでいるという。