体操ニッポンの黄金時代を支えた名選手で、1968年メキシコ、72年ミュンヘン両五輪で計6個の金メダルを獲得した中山彰規さんが9日午後8時30分、胃がんのため死去した。82歳。名古屋市出身。日本体操協会が17日に明らかにした。
初出場だったメキシコ五輪で日本の団体総合制覇に貢献し、個人総合で銅メダル。種目別はつり輪、平行棒、鉄棒を制し、1日で3個の金メダルに輝いた。床運動の「銀」も含めて1大会で6個のメダルを量産した。団体総合と種目別つり輪で連覇を果たしたミュンヘンでは、五輪の獲得メダルを計10個に伸ばした。
つり輪などで「ナカヤマ」と命名された新技に成功した。