15日午後2時40分ごろ、三重県鳥羽市の小築海島の東約90メートルの沖で、遊漁船「第8大進丸」(18トン)から「座礁して負傷者が多数いる」と118番があった。釣り客の男女12人と男性船長(35)の計13人が乗っていて、全員が救助され、命に別条はないとみられる。

 鳥羽海上保安部によると、12人は愛知県や大阪市などに住む30〜60代。船長も含めけがをしており、三重県伊勢市や松阪市、愛知県半田市の病院に搬送された。全員意識はあるという。

 船は全長14・86メートルで、乗り上げた後に浸水し沈没した。当時、雨が降っていた。沈没した現場周辺には油が浮いているという。