「伏木曳山祭」の曳山の車輪をイメージしたデザインマンホールのふた=28日午後、富山県高岡市

 富山県高岡市は28日、同市伏木地区で毎年開かれている「伏木曳山祭」の曳山の車輪をイメージしたデザインをマンホールのふたにあしらうと発表した。同市は昨年元日の能登半島地震で液状化などの被害を受けていて、復興を願い、地区に活気を取り戻す取り組みの一環として、住民が求めていた。2025〜26年度中に、地区内に計35基設置する。

 毎年5月中旬に開催される同祭では、花飾りを付けるなどした七つの曳山が練り歩く。マンホールのふたには、各曳山にあしらわれている同地区の七つの町の「だし」と呼ばれるシンボルマークが描かれる。

 伏木地区開発推進協議会の牧亨会長は「曳山祭は地元の誇り」と話した。