広島市の原爆資料館で28日、被爆者の小倉桂子さん(87)と米国のシンガー・ソングライター、パティ・スミスさんが対談した。2人は、核兵器は全てを破壊すると強調。小倉さんは核廃絶に向け「みんなが考えることが大事。今から一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。
小倉さんは8歳で被爆した時の体験を話し、放射能の恐怖や被爆者への差別についても説明。「二度と繰り返してはいけない」と訴えた。
スミスさんも「核兵器は全てを破壊し、何も良いことはない。私たちは子どもたちへの教育や、話し合うことをやめてはならない」と話した。
スミスさんはツアーに合わせて来日した。