【ワシントン共同】ロシアのラブロフ外相は27日に公開された米CBSテレビとのインタビューで、ロシアはウクライナの民間施設ではなく、軍拠点のみを攻撃していると主張した。多数の民間人死傷者が出たウクライナの首都キーウへの大規模攻撃をトランプ米大統領が批判したことに対し「標的は完全に民間のものではなかった」と正当化し、今後も継続すると述べた。
ロシア軍は24日、弾道ミサイルや無人機でキーウを攻撃し、ウクライナ当局者によると12人が死亡した。トランプ氏はプーチン大統領を名指しし「ウラジーミル、やめろ」とソーシャルメディアで訴えていた。27日、東部ニュージャージー州でロシアに「失望している」と述べ、攻撃停止や停戦を呼びかけた。バチカンで会談したウクライナのゼレンスキー大統領に関し「以前より落ち着いていた。状況を理解し取引を成立させたいと考えている」と評価した。
ラブロフ氏へのインタビューは24日に収録された。