和歌山県知事選での推薦候補について記者会見する自民県連の石田真敏会長=26日午後、和歌山市

 自民党和歌山県連は26日、岸本周平前知事の死去に伴う知事選を巡り、立候補の意向を示している宮崎泉副知事(66)を推薦する方針を決めた。宮崎氏は近く正式表明する。県内全21町村長でつくる町村会は一時、別の元県幹部擁立を模索。今回は自民と足並みをそろえるとみられ、保守分裂選は回避される公算が大きくなっている。

 和歌山市で開かれた自民県連の代表役員会で、宮崎氏を支援する方針を全会一致で承認。出馬表明を受けて党本部に推薦を上申する。石田真敏会長は会合後の記者会見で「岸本前知事の急逝という非常事態に適任だ」と話した。町村会は30日に対応を協議する。