連合は26日、東京都渋谷区の代々木公園で第96回メーデー中央大会を開催した。物価高が続く中、労働者は団結し、中小企業を中心とした賃上げの必要性をアピールした。
芳野友子会長はあいさつで、今春闘での賃上げは前年を上回るペースで、企業規模間の格差も縮まっているとし「これからも闘っていきましょう」と呼びかけた。石破茂首相も出席し「賃上げこそが成長戦略の要だ。物価上昇に負けない賃上げを必ず実現する」と述べた。
連合によると、メーデーは、労働者が集まり権利を主張する日として、日本では1920年5月に始まった。連合は国内最大のナショナルセンター(全国中央組織)で、組合員数は約700万人。