【ワシントン、キーウ共同】トランプ米大統領は24日、自身のソーシャルメディアで、ウクライナの首都キーウを狙ったロシアの大規模攻撃について、プーチン大統領に対し「ウラジーミル、やめろ」と訴えた。米政権が仲介するロシアとウクライナの停戦交渉が難航する中「不必要で、非常に悪いタイミングだ」と不満を表明した。
キーウでは24日、ロシア軍の弾道ミサイルや無人機による攻撃で12人が死亡し、90人が負傷した。スターマー英首相は「このような攻撃は誰が侵略者なのかを思い起こさせる。ロシアを無条件の停戦に導くことが必要だ」と指摘。デンマークのフレデリクセン首相もX(旧ツイッター)で「戦火の中で和平への交渉はできない」と批判した。
ロシア国防省は24日、ウクライナの航空、機械、火薬を製造する企業などを長距離精密兵器で攻撃し、全ての目的を達成したと発表した。
トランプ氏は停戦交渉について、ホワイトハウスで記者団に「私は期限を設けている。それを過ぎれば、全く異なる態度で臨む」と述べた。