23日午前の東京株式市場は日経平均株価(225種)がほぼ全面高の展開となり、大幅反発した。前日終値からの上げ幅は一時900円を超え、取引時間中として約3週間ぶりに節目の3万5000円を回復した。米政府高官が関税政策による米中の貿易摩擦が近く緩和されるとの見解を示し、前日の米国市場で主要な株価指数が軒並み上昇した流れを引き継いだ。
FRBのパウエル議長の早期退任を求めていたトランプ大統領が一転、処遇を巡り「解任するつもりはない」と話したと伝わり、金融市場の不安定化への懸念が後退したことも買い安心感につながった。
午前終値は前日終値比588円20銭高の3万4808円80銭。