福岡地裁

 2022年に生後2カ月だった次男に暴行し、重い脳機能障害の後遺症を伴うけがをさせたとして、傷害罪に問われた元福岡県警巡査長の藤嶋亮平被告(33)は22日、福岡地裁(西木文香裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。次男は今も意識がなく、被告人質問で「本当にごめんなさい。一生そばで見守っていく」と謝罪した。

 検察側は冒頭陳述で、仕事と育児でストレスを抱える中、職場兼自宅で寝ていた次男をねたましく思い、足の裏を親指で押して起こし、泣きやまない次男を揺するなどしたと指摘。当初は「おむつを替える時に首がねじれた」と説明していたと明らかにした。