大阪出入国在留管理局

 大阪出入国在留管理局は22日、旅券に押す帰国証明の印を大阪市内の駅のごみ箱に捨てたほか、行政文書を数日間放置したとして、30代の男性入国審査官を減給10分の2(3カ月)の懲戒処分にした。

 大阪入管によると、男性は昨年9月9日、関西空港の上陸審査場で、外国人が提出した申請書を所定の位置に保管せず放置した。同25日には、同僚が管理する帰国証印が見つからず問題に。自身が持っていることに気付いたのに黙って持ち出し、JR天王寺駅のごみ箱に捨てた。

 印が落とし物として届けられ発覚した。男性は不祥事が重なり「言い出せなかった」と話しているという。

 入管は「一層職員の指導に取り組む」とコメントした。