自民党旧安倍派の政治資金パーティー裏金事件を巡り、東京第2検察審査会は22日までに、政治資金規正法違反容疑で刑事告発された大塚拓元衆院議員と関連する政治団体の事務担当者を不起訴とした東京地検の処分について「相当」と議決した。17日付。「不起訴の再考を求めるべき事情がない」とした。
旧安倍派から還流金を受領したのに関連政治団体の政治資金収支報告書に適切に記載しなかったとして、神戸学院大の上脇博之教授が大塚氏らを告発。東京地検は2024年8月、大塚氏を嫌疑不十分で、事務担当者を起訴猶予で不起訴にした。上脇氏が検審に審査を申し立てていた。