【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は21日、「政府効率化省」を事実上率いる実業家マスク氏の指令を受け、前週の仕事の成果を毎週報告してきた各政府機関や職員の反応が鈍化していると報じた。マスク氏は政権要職から退く見通しで、影響力が低下しているようだ。
トランプ大統領と蜜月関係を築いたマスク氏は期間限定の「特別政府職員」の立場。ワシントン・ポストによると、任期は5月末に終わる見通し。マスク氏本人もリベラル派による批判の的になってきたのを理由に退任に前向きだという。
職員に回答を義務付ける政府機関は減少傾向にある。回答を精査しない省庁も目立っている。