21日、ウクライナ西部リビウの教会に置かれたローマ教皇フランシスコの写真(ロイター=共同)

 【ローマ共同】ローマ教皇庁(バチカン)は22日、枢機卿会議を開き、21日に死去した教皇フランシスコの葬儀を26日に執り行うと決めた。トランプ米大統領やフランスのマクロン大統領が葬儀に参列すると表明。ウクライナのゼレンスキー大統領も参列を計画しているとされ、各国の弔問外交が展開されそうだ。

 教皇庁は21日、教皇フランシスコが簡素な埋葬を望むことを記した遺書を公表した。死因は脳卒中と心不全だった。教皇の遺体は21日夜に納棺された。23日にキリスト教カトリックの総本山バチカンのサンピエトロ大聖堂に移され、信者らが最後の別れを惜しむ。後継者を決める教皇選挙(コンクラーベ)は5月上旬にも実施される。

 葬儀はバチカンのサンピエトロ広場で26日午前10時(日本時間午後5時)から行う。

 教皇の遺書に従い、歴代教皇の多くが埋葬されたサンピエトロ大聖堂ではなく、自身が度々祈りに訪れたローマのサンタマリアマジョーレ大聖堂に埋葬される。