自民党の小野寺政調会長(中央)、公明党の岡本政調会長(左)と面会する石破首相=22日午後、首相官邸

 自民党の小野寺五典政調会長は22日、官邸で石破茂首相と面会し、トランプ米政権の関税措置に関する同党の提言を手渡した。国内の経済対策を「先手先手で講じていくことが不可欠」との内容。公明党の岡本三成政調会長らも同日、関税措置に対する提言を石破氏に申し入れた。

 小野寺氏は「外交努力を強化するとともに、雇用の維持など国内対策を万全に講じてほしい」と述べ、石破氏は「米国に言うべきことは言う」と応じた。小野寺氏は面会後、記者団に、首相から「提言をしっかり受け止め、政府の対策を早急にまとめたい」との発言があったと明らかにした。

 自民の提言は物価高も踏まえ、国内消費の喚起策も求めた。