地震で被災したミャンマー中部マンダレーで、支援物資の受け取りを待つ人々=3日(ロイター=共同)

 【ヤンゴン共同】内戦状態のミャンマーを襲った大地震で、女性支援が需要に追いつかず、生活環境が厳しさを増している。国連によると、軍事政権と民主派や少数民族武装勢力との戦闘により人口約5450万人のうち地震前から1千万人以上の女性が人道支援を必要としていたが、事態はより深刻に。安全や尊厳の確保が懸念される中、特に妊婦が適切な治療を受けられないリスクが強まっている。

 中部マンダレーや北部ザガイン地域などの被災地には約900万人の女性がおり、大勢が屋外のテントや廃材でつくった仮設避難所での生活を余儀なくされている。

 設備が地震で損壊しているため、男女が共同利用していることも多い。