宮城県岩沼市の海岸で女性の遺体が見つかった事件で、近くの堤防から発見場所の砂浜にかけて血痕が残されていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。現場の目撃者によると、砂浜に引きずったような跡があったことも判明。岩沼署捜査本部は、殺害後に砂浜に運ばれた可能性もあるとみて捜査している。
女性は仙台市太白区の保育士行仕由佳さん(35)。13日午前、岩沼市下野郷の海岸で散歩中の人が見つけた。捜査関係者によると、消波ブロックの間にあおむけで倒れ、遺体周辺の砂浜のほか、堤防の上や斜面にも血痕があった。刃物のようなもので胸や腹などを刺されており、死因は失血死だった。