【ニューヨーク共同】16日のニューヨーク商品取引所の金先物相場は大幅続伸し、取引の中心となる6月渡しが前日比106・00ドル高の1オンス=3346・40ドルで取引を終えた。中心限月の終値としての最高値を更新した。

 米政権の関税政策を巡る不透明感や世界的な景気後退への懸念を背景に、安全資産とされる金への資金流入が加速した。外国為替市場でドルが主要通貨に対して下落したため、ドルの代替資産としての需要も強まった。

 直近限月の4月渡しは107・90ドル高の3326・60ドルだった。