【ワシントン共同】トランプ米政権は18日、新型コロナウイルスについて、中国・武漢のウイルス研究所が起源だとする説を強調した新たなホームページ(HP)を公開した。研究所での事故が起源である可能性が「最も高い」と明記。バイデン前政権や世界保健機関(WHO)が世界的大流行への対応に失敗したと非難した。
HPは「研究所からの流出 COVID19の真の起源」と題し、トランプ大統領の写真を掲げた。WHOが「中国共産党の圧力に屈し、国際的な義務より中国の政治的な利益を優先させた」と批判。米国が離脱を表明したWHOの加盟国が合意した感染症流行対応の新たな国際ルール「パンデミック条約」は「米国に害を及ぼしかねない」とも言及した。
新型コロナウイルスには「自然界に存在しない生物学的な特徴がある」とし、自然起源の証拠があれば既に見つかっているはずだとした。
第1次トランプ政権で国立アレルギー感染症研究所長を務め、新型コロナ対策の重要性を唱えてトランプ氏と対立したファウチ氏が自然起源説を推進したと指摘した。