開館したブラジル館で、配られたマントを身に着ける来場者=16日午後、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博会場の人工島・夢洲(大阪市)で16日、開幕から3日遅れでブラジルとチリのパビリオンが開館し、来場者が次々に訪れた。ブラジルの担当者によると開館の調整に時間がかかった。チリは展示準備などが遅れていた。

 開幕前の4日に天井材や配線が焼ける火災があったブラジル館では、陽気な音楽と赤く染まった太陽の映像が来場者を迎えた。オレンジやピンクのカラフルなマントが配られた。チリ館では伝統の手織り物「マクン」の巨大な布が飾られていた。

 日本国際博覧会協会によると、内装工事が終わっていないなど開館できない状態が続くのはインド、ネパール、ベトナム、ブルネイの4カ国。