【ワシントン共同】「メーク・アメリカ・グレート・アゲイン(MAGA、米国を再び偉大に)」をあしらった赤い帽子をかぶって、カメラに向かって両手でグーサイン―。米政府は、日米関税交渉のため16日にホワイトハウスでトランプ米大統領と会談した赤沢亮正経済再生担当相の写真を公開した。
MAGAはトランプ氏が好んで使うスローガンで、これを記した赤い帽子はトランプ氏や支持者がかぶって集会などに参加する定番アイテムだ。トランプ氏がつばにサインをして、赤沢氏に贈ったようだ。
トランプ氏の机には、赤沢氏が手土産として持参した大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」がトランプ氏の方を向いて立っている様子も写り込んでいる。
赤沢氏は16日、米国が課した「相互関税」や自動車関税などを巡る交渉のために訪米。当初、ベセント財務長官らとの閣僚協議に臨む予定だったが、急きょトランプ氏が登場した。初対面の相手との交渉にあたり、手土産を渡して相手を引き込もうとするトランプ流の交渉術の一つとみられる。