ASEANとの連携強化を図る超党派議員連盟の会長に就任し、あいさつする自民党の萩生田元政調会長=16日午後、国会

 自民党の萩生田光一元政調会長が16日、東南アジア諸国連合(ASEAN)との連携強化を図る超党派議員連盟の会長に就任した。派閥裏金事件を受けた党の役職停止1年の処分満了から本格的に再始動した形。旧安倍派の実力者として政策発信を重ね、存在感を発揮する狙いもありそうだ。

 前任の二階俊博元幹事長からの交代。萩生田氏は国会内で開かれた議連総会で、デジタルや脱炭素などの分野を挙げ「日本が前面に立って協力を推進していく」と意気込んだ。

 総会には西村康稔元経済産業相や小林鷹之元経済安全保障担当相、立憲民主、日本維新の会、国民民主、公明各党議員も参加した。二階氏は名誉顧問に就いた。