国土交通省は17日、全国の都市公園や、国や自治体が管理する道路で2021年4月〜24年11月に、倒木や幹折れ、枝落ちが1732件あったと発表した。東京都日野市の公園で昨年9月、落下したイチョウの枝の下敷きになった男性が死亡したのを受け、調査していた。

 内訳は公園が931件で、道路が801件。1732件のうち軽いけがは101件、全治1カ月以上8件、死亡は日野市の1件だけだった。原因は腐朽・病害が509件、台風以外の強風435件など。樹木の種類ではサクラ類やケヤキ、コナラが多かった。

 都道府県別では225件の東京が最多で、神奈川143件、埼玉140件と続いた。