【広州共同】中国最大の貿易商談会「広州交易会」が15日、広東省広州市で開幕した。輸出に力を入れる電気自動車(EV)に加え、料理を運んだり、人間の代わりに接客したりするサービスロボット専門エリアが初めて設置され注目された。一方、米中関税引き上げの影響を受ける中国企業からは「米国の代わりに中東などへの販路を開拓しなくてはいけない」と焦りの声も聞かれた。
欧米や東南アジアに輸出する中国の空調設備メーカーの王天順さんは「この数年で米国向けを全体の10%以下に減らしたため関税増の影響は限定的だが、関税戦争の収束を願う」と話した。