総務省消防庁と林野庁は11日、岩手県大船渡市で発生した大規模な山林火災を踏まえ、対策を話し合う有識者検討会の初会合を開いた。延焼が拡大した要因や初期の消火活動などを検証。夏までに報告書をまとめる。
検討会は火災や森林の専門家、自治体の危機管理担当者らで構成し、NPO法人日本防火技術者協会の関沢愛理事長が座長を務める。関沢氏は岡山市や愛媛県今治市などで起きた山林火災も踏まえ「減少していた林野火災がなぜ、今年になって大規模化したのかを考えながら、今後の発生予防や防災対策を検討していきたい」と述べた。