旬を迎え、収穫作業が続く「瀬戸の筍」=9日午前10時59分、中津川市瀬戸(撮影・坂井萌香)

 岐阜県中津川市東部の木曽川沿いに広がる、瀬戸地域に春の到来を告げる名物「瀬戸の筍(たけのこ)」の収穫、出荷が始まった。3月の冷え込みで出足こそ遅かったが、9日は数多くのタケノコが掘り出され、市筍生産組合の選果場にはみずみずしい旬の味覚が並んだ。

 一帯の竹林24ヘクタールは組合の農家33戸で管理。ミネラル豊富...