長野市の善光寺大本願の住職に第122世川名観恵上人(85)が9日就任し、市内で記者会見を開いた。川名氏は「戦争のない平和な世界になり、多くの方々が幸せに暮らせるように念じつつ、務めていきたい」と抱負を語った。任期は同日から4年間。
1997年から住職を務めた第121世鷹司誓玉上人(95)は8日に退任した。
川名氏は大正大卒。97年から東京都港区の青山善光寺住職を務め、2014年から大本願副住職も兼任した。
善光寺は、浄土宗の大本願と天台宗の大勧進が共同運営している。川名氏は、大勧進トップの貫主と共に善光寺住職も兼任する。