イラン中部イスファハン州の核施設=2005年(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】訪米を終えたイスラエルのネタニヤフ首相は8日、帰国を前に、イランに核兵器を持たせないことでトランプ米大統領と合意したと訴えた。米国の監督下でイランの核関連の施設や機器を破壊することが必要だとの考えを示した。ネタニヤフ氏はトランプ氏との会談でこうした主張を伝えたとみられる。

 パレスチナ自治区ガザでの戦闘については、イスラム組織ハマスの壊滅とハマスが拘束する人質の奪還を目指す姿勢を改めて強調した。

 ハマスは8日、人質解放について「交渉を通じてのみ可能だ」とし、軍事的緊張は人質を危険にさらすことになると主張した。ガザで地上侵攻を拡大するイスラエルを揺さぶる狙いとみられる。