【ローマ共同】イタリアの競争監視当局は8日、ローマを代表する観光名所である円形闘技場遺跡コロッセオが公式サイトで販売している入場券の買い占めに関与したとして、サイトを運営していた会社と旅行会社6社に計約2千万ユーロ(約32億円)の罰金を科したと発表した。
通常の入場券が売り切れとなり、観光客はガイド付きツアーなどと組み合わせた高額なチケットの購入を余儀なくされたとしている。
当局によると、運営会社は1997〜2024年に販売サイトを管理。旅行会社の入場券の買い占めに適切な対応を取らなかった上、自社が実施するツアーとのセット販売のため大量の入場券を確保して利益を得た。