【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は6日の声明で、7日に会談予定のトランプ米大統領とは「個人的に特別な関係」を築いていると述べ、会談の成果に期待感を示した。トランプ政権による「相互関税」やパレスチナ自治区ガザ情勢が議題となり、ネタニヤフ氏は関税撤廃を求める見通し。同氏は6日、訪問先のハンガリーからワシントンに到着した。
両氏の会談は、トランプ氏が1月に2期目に就任して以降2回目となる。トランプ氏がネタニヤフ氏を招待した。ネタニヤフ氏は、自身が相互関税を巡りトランプ氏と対面会談する最初の外国首脳になるとし、親密さをアピールした。
トランプ政権がイスラエルに課す関税は17%。米国とイスラエルは自由貿易協定を結んでおり、イスラエル首相府は相互関税発表前の今月1日、米国からの輸入品に対する関税を全て撤廃すると発表していた。
一方、イスラエル軍が攻撃を再開したガザ情勢を巡っては、イスラエルとイスラム組織ハマスの溝が埋まらず、停戦交渉は難航している。